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アルバムインフォメーション

 

D-musica 第24弾『  BLUESETTE 』斉田佳子( Yoshiko Saita )
DMCD-24税抜2381円+税

D-musica 第24弾『  BLUESETTE 』斉田佳子( Yoshiko Saita )

「憧れ続けたハーモニカ奏者 "トゥーツ・シールマンス"  大きな夢が叶った瞬間。



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Live Information


 

 


 

 

ライナーノーツ

 

 

ヨシ子ちゃん地球一周

ヨシ子ちゃん、すごいね!やったね!トゥーツ・シールマンスとの共演なんて、正に快挙としか言いようがありません。同じ私鉄沿線に住む僕の所にも、この素晴らしい出来事が、レールを沿って伝わってくるようで嬉しい限りです。兎に角、いきなりヨシ子ちゃんなんて、ご近所のお嬢ちゃんを呼ぶような身近さで書き始めてしまいましたが、斉田佳子さんは、僕にとってはやはりヨシ子ちゃんなのです。それは特段こちらが兄貴面をしているという理由ではなく、やはり最初に彼女に出会った印象が、僕の認識を、「ヨシ子ちゃ?ん」にしているからです。

 

彼女と出会ったのは既に四半世紀前でしょうか。こんな風に書くとこちらが恐竜みたいですが、あながち大袈裟な表現ではありません。東京の繁華街でピアノを弾いてカネを貯め、ボストンのバークリー音楽大学に留学した恐竜の僕は、アメリカの高校を卒業し、もう既に現地にしっかりとその心身を同化させているヨシ子ちゃんと出会ったのでした。英語ペラペラ、お目々ピカピカのヨシ子ちゃんは、日本女性の良さを損なわずして、さばさばとして気前良く、そしてとても芯の強い女性に僕の目には映りました。どういう経緯がそうさせたのかは、恐竜脳では思い出せませんが、何故か仲良くなって、彼女の歌の伴奏を手伝うようになりました。最初に伴奏したのが、「Spring Can Really Hang You Up The Most」だったというということだけははっきりと覚えています。何故なら、小柄で童顔の彼女からは想像もつかない、深くて太い、そして染み通るようなヴォーカルサウンドを持ってして、この小難しい曲を、雰囲気たっぷりに歌いあげたからです。それから幾歳月、恐竜は死に絶え、哺乳類の時代になった頃、僕らは東京や横浜でたびたび一緒に演奏するようになっていました。あれはいつだったかな?ヨシ子ちゃんと焼鳥屋で一緒に呑んでいて、僕がネギマを頬張った時、僕はヨシ子ちゃんの地球レヴェルの望みを聞いたのです。あたしトゥーツ・シールマンスと共演したいんだって。ヨシ子ちゃんはキッパリと明言したのです。ちょっとネギマが咽にひっかかりましたが、僕は男としてちょっとだけ一肌脱ぎました。後はヨシ子ちゃんが算段を付けたのです。それは長い長い道のりでした。あえてここでその経緯を書くのは辞めておきましょう。饒舌な苦労話より、このCDから響き渡るヨシ子ちゃんの、堂々として揺るぎない歌声、そしてトゥーツの喜びあふれる一言を聞けば、それで充分でしょう。しかしまあ何とシックな出来映えである事でしょう。全曲に渡り、このようなテンポで飽きさせない内容をまとめるには、ヨシ子ちゃんの持つ、ハマッコ度胸がしっかりと根を下ろしているとしか思えません。

 

NY 録音のアレンジは、4) All The Way 5) The Windmills Of Your Mind 8) All The Things You Are 10) Danny Boy、これらはケニー・ワーナー。9) You And The Night And The Music、これはジョン・ライリー。7) Manha De Carnaval、これはオスカー・カストロ・ネヴィス。そしてこの音源がベルギーへと飛んだ。まさしく地球一周のお勧めの一枚が日本から離陸するということです。

 

やったね!ヨシ子ちゃん。

 

ジャズピアニスト、エッセイスト 南 博

 

 

 

 

本人によるライナーノーツ

 

アルバムの中ではジャズピアニスト、エッセイストの南博さんがおもしろいライナーノーツを書いてくれましたが、ここでは私が、1曲ごとの説明をレコーディングの様子とともに、お伝えします。

1) Bluesette
アルバムのタイトル曲でもあり、トゥーツ・シールマンスのオリジナルで有名なこの曲。2日間に渡るレコーディングで一番最初に録音した曲です。ギターのオスカーにもLAから来てもらい、オスカーもプロディースをした大好きなトゥーツのアルバム"ブラジル・プロジェクト"からのイメージで収録しました。トゥーツのバンドのメンバーでもあるオスカ−やケニーに導かれ、これから始まるレコーディングの楽しいスタートが切れました!

2) Two For The Road
ヘンリー・マンシーニ作曲。オードリー・ヘプバーンとアルバート・フィニーが主演の映画『いつも2人で』の中から。
ミステリアスでロマンチックなケニー・ワーナーのピアノにトゥーツのハーモニカが入ったら、なんと切ないだろう。。。と妄想しながら選曲しましたが、トゥーツは参加出来ず残念。。。しかし、ケニー・ワーナーのピアノが本当に美しい。

3) Time After Time
Sammy Cahn作詞、Jule Styne作曲のスタンダードナンバー。
私がライブでも好んで歌う曲で、ケニー・ワーナーに初めて出会ったときに、セッション的に歌った1曲。1番若手のベーシストのダニエル・フーズのソロもカッコいい!

4) All The Way
ここで憧れ続けたトゥーツ・シールマンス登場。彼の音はベルギーで録音されたため、私もベルギーに飛びました。
彼が現れるまで、ワクワク、ドキドキ。
そして遂に目の前でトゥーツのサウンドを聴いた時には、感激で、涙が止まりませんでした。
何テイクか違うパターンで吹いて下さった上に、『他に何か要望はないかい?』と聞いてくださり、当初はソロ部分だけのはずでしたが、イントロから歌中、そしてエンディングまで、ずっと吹き続けて下さい!
とリクエストすると、OK!とウィンクしてくれました。
もうこの上ない感激です。
是非是非、このディープでハートフルな"トゥーツ節"をじっくりお聴き下さい。


5) The Windmills Of Your Mind
スティーブ・マックイーン主演映画『華麗なる賭け』より、ミッシェル・ルグラン作曲。
この曲はケニー・ワーナーがアレンジしてくれました。こういう曲のケニ−のアレンジがミステリアスで実に美しい!!
そして最初のルバート部分をムードを高めてくれるオスカーのギター、切なくて色っぽい!!

6) I'm Old Fashioned
正に私のことであります(笑)
セッション的にアップテンポで歌ったこの曲は、最初ドラムスのジョン・ライリーと二人だけでやってみたくて、ジョンをフィーチャーしてお届けしました!!

7) Manha De Carnaval
ブラジル出身ギターリスト、オスカ−・カストロ・ネヴィスが素敵なアレンジしてくれました。
彼は1962年、22歳の時に、初めてボサノヴァがアメリカで発表された歴史的なカーネギー・ホールでの"ボサノバコンサート"に出演し、この曲の作曲者"ルイス・ボンファ"と共演したんですって。
そのコンサートでの素敵な思い出を聞かせてくれました。 とても暖かいお人柄です。 
人間味たっぷりの"オスカーの音色"は色っぽくて熱くて素敵です。 
思わず"イェーィ!"と言ってしまいます。

8) All The Things You Are
これも、ケニー・ワーナーのアレンジです。
美しいアレンジの他にも1曲、ケニー・ワーナーのもう一つの顔とも言える、マニアックな変拍子なアレンジを、あえてリクエストしました。
リハーサル時にドラムのジョンは『こんな変拍子 vocalものでいいのか?』と驚いてましたが、私も結構こういうのも好きな一面がありまして。(笑)
この1曲でバンドメンバーとも、より、打ち解けた気がします。それにしても皆、上手い!そしてケニーのソロ、凄い!!! さすが!!!

9) You And The Night And The Music
前曲の後、ドラマーのジョンのスイッチが入ったようです。
ジョンの提案でリズムアプローチが炸裂いたしました。
『どんどんやって!』と私が言ってしまったものの、次はどうなる?内心ハラハラしながらも、スリリングでとても楽しかったです!!
ジョン、ありがとう! こういう瞬間、凄くうれしく思う私です。

10) Danny Boy
2曲のエキサイトメント曲が続いた後の落ち着ける1曲です。(笑)
これもケニー・ワーナーが美しく、洗練されながら、どこかノスタルジーさを感じるアレンジをしてくれました。ベースフルート、ソプラノサックスを持ち替えで吹いてくれたデヴィッド・シュロイダー、雰囲気をより、都会的なものにしてくれました。

11) There Will Never Be Another You
これは皆(ギターリストのオスカー抜き)で録音した最後の曲です。
リハーサル含め3日間の最後に、あえて決め事なしに、セッション的にとりました。
なんか、皆が色々な曲に付き合ってくれた後の、自由に力を抜いてやっている自然なノリが大好きです。

12) Dream
このアルバムレコーディングが実現出来たのはケニー・ワーナーのおかげです。素晴らしいメンバーもケニーがコーディネートしてくれました。
本当に感謝です。そんなお世話になったケニーと初めてお会いして歌った時のようにDUOがしたくて、レコーディング最後の曲にとっておきました。 

リハーサルもなく、テンポを言うでなく、ただ、その時の流れに任せて。。。
たっぷりとしたケニーのピアノに導かれ、この上なく心地よく、もうこのまま、時が止まってしまえばいいのに、、、と歌っている時、思いました。
もっとこんな風に2人だけの録音もやっておけば良かったと思いましたが、それは今後の"DREAM"にとっておきます。。。

             


 

Design


北川正 (Kitagawa Design Office)

 

 

 



 

CDレビュー 


Jazz Page http://www.jazzpage.net/

 

ブルーゼット / 斉田佳子
実力派ジャズ・シンガー、斉田佳子が4枚目のアルバムを発表した。憧れのハーモニカの大御所、トゥーツ・シールマンスをはじめ、ピアノのケニー・ワーナー、ギターのオスカー・カストローネヴィスなど世界のトップクラスのミュージシャンのサポートを得て充実のジャズ・ボーカル・アルバムが出来上がった。斉田は、伸びやかなアルト・ボイス、確かな音程でキャリアを感じさせる深みのあるボーカルで魅了する。伴奏は、ケニー・ワーナーのピアノ・トリオによる4ビートでスインギーに歌う曲、オスカー・カストローネヴィスのギター、デヴィッド・シュロイダーのサックス/フルートが加わるバサノバ曲、唯一、トゥーツ・シールマンスのハーモニカと共演する"All The Way"の3つのパターンで楽しめる。"All The Way"は、冒頭、シールマンスのメッセージが入る珍しいカタチ、ハーモニカの哀愁感溢れるイントロに続く斉田の情感溢れる見事な歌唱に心を奪われる。シールマンスのソロもたっぷりと聴くことが出来、まさに絶品といえるバラード・ナンバーとなっている。このほか、スイング感溢れる"Time After Time"や"All The Things You Are"やオスカー・カストローネヴィスの
ギターが心地よい"Bluesette"や"黒いオルフェ"など変化の富んだジャズ・ボーカルをたっぷり楽しめる。斉田佳子の代表作とも言える素晴らしいアルバム。秀作。

 





 

 

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